CHAGE & ASKA との出会い

以前にも書きましたが、僕が一番好きなミュージシャンは二組あって、ピアニストのDavid Benoit(デヴィッド・ベノワ)さんと、CHAGE & ASKA(or ASKA)さんです。
 
David Benoitさんに関しては、好きになったきっかけや、曲作りに反映していることなど、今までにも、何度か書いてきましたので、今回は、CHAGE & ASKAさんについて、書こうと思います。
 
僕は子供の頃、プロレスを観るのが大好きでした。最初は乱暴なイメージがあったのですが、小学校に上がった時に、初代タイガー・マスク選手(佐山聡さん)の試合を初めて観て、それまで観たことのあるプロレスとはあまりにも違う、華麗さ、スピード感、カッコよさに衝撃を受けたのがきっかけでした。
 

 
 
それからは、毎週、金曜日の夜8:00からは、テレビ朝日の「ワールド・プロレスリング」を観ていました。今思えば、実況の古舘伊知郎さんの解説は、つくづく素晴らしいものでした。一文の中に必ず、覚えておくとすごく為になる、慣用句が入っていたりするので、国語の勉強にも大変役立ちました。
 
そして数年後、「ワールド・プロレスリング」のOPは、それまでのスポーツ番組によくある、典型的な行進曲風のものとは変わり、とてもカッコいい、男性アーティストの歌っている楽曲に変わりました。そのテーマソングと共に、山田恵一選手(後の獣神サンダーライガー選手)など、生きのいい若手選手達が入場する、フレッシュな場面が映し出されるのです。
 
そして、ED曲も、これまた男性ボーカリストの歌っている、スケールの大きい、素敵なバラードになりました。この曲の時は、若き日の前田日明選手や、木村健悟選手などの、控え室での様子が映ります。
 
どちらも、初めて聴いた時の印象として、「なんだか、久保田利伸さんや、山下達郎さんにちょっと雰囲気が似ているけれど、違う声だな。でもとてもカッコいい歌だな」と思いました。(今考えると、全然違う声ですよね 笑)
 
そのOP曲は、「ラプソディ」といいました。歌っているのは「チャゲ&飛鳥」という、二人組の男性デュオです。
 
そして、ED曲は、「MY Mr.LONELY HEART」、歌っているのは、「チャゲ&飛鳥」の一人、「飛鳥涼」さんでした。
 
それまでもなんとなく、新聞のテレビ欄や、チャートに出てくる名前で、チャゲ&飛鳥という名前は、ちらちら目にしていたのですが、実際にミュージシャンとして意識したのは、この時が初めてでした。
 
それからしばらくして、ジャニーズから、ローラースケートを履いた、若手アイドルグループがデビューしました。「最後のスーパーアイドル」と呼ばれた、「光GENJI」さんです。初期の楽曲を手がけていたのは、チャゲ&飛鳥、または飛鳥涼さんでした。
 

 
 
しかしこの頃になると、僕はT-SQUARE などのポップ・フュージョンとか、洋楽のスタンダード曲を中心に聴くようになっていたので、それほどピンとは来ませんでした。(今あらためて聴くと、「STAR LIGHT」「ガラスの十代」「パラダイス銀河」「荒野のメガロポリス」etc… どれも、素晴らしい名曲です。特に「荒野のメガロポリス」は、ベートーヴェンの三大ピアノソナタにも通じる雰囲気を持った、光GENJIさんの最高傑作だと、個人的に思います。)
 
それから数年後、カラオケブームが来て、当時高校生だった僕も、歌うためにJ-POPもそれなりに聴くようになり、時々知っている曲を歌ったりするようになったのですが、ある時、とても素敵な、本当に素敵なバラードが、至る所で流れるようになりました。「はじまりはいつも雨」という曲で、歌っているのは、ASKA(飛鳥涼)さんでした。
 
この頃、本当の意味で、「ああ、この人の歌、曲っていいなあ」と実感したような気がします。
 
そしてその年、CHAGE & ASKA(チャゲ&飛鳥) は、ドラマのタイアップも相まって、「SAY YES」という、空前のヒット曲をリリースします。
 
そして、それまで人気アーティストの一組だった CHAGE & ASKA さんは、日本を代表するアーティスト、J-POPといえば CHAGE & ASKA、と言われるほどの(大袈裟ではなく、本当にそんな感じでした)、スーパー・デュオとしての、不動の地位を確立していくのです。
 
そこから、僕は「SAY YES」以前の作品や、ASKAさん、MULTI MAXさんのソロも含めた、CHAGE & ASKAさんのいろいろな楽曲を、聴き漁るようになります。
 
それが、僕と「CHAGE & ASKA」という、アーティストとの出会いでした。次回は、CHAGE & ASKA さんの音楽の、どこかすごいのか、素晴らしいのか、CHAGEさんとASKAさんの個性の違いなど、自分なりに思っていることを、(作曲家 & ファン目線で)書いていこうと思います。
 
 

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