その1 出会い

その昔、大学に入学した時、何日かに分けて、新入生を歓迎するイベントがあった。

僕は高校時代の引っ込み思案な性格を変えたくて、自分から積極的にいろんな人に話しかけて、友達になろうとした。
ある日、学部のイベントで知り合いになった男友達がいて、次の日にも会ったので声をかけてみた。
人違いだった。でもとても良い人だったので、その日はずっと一緒に行動した。
そのうちに学部内にいくつかのグループみたいなのができて(学部は一学年で100人以上いた)、僕とその友達と、後何人かで一つのグループみたいなのができた。
友達はドラムが得意で、X JAPAN が大好きだった。どうやらバンドをやりたいらしく、あわよくばメジャー思考だった。なぜか、他の友達も、ボーカル、ギター、ベースがやりたい人で固まっていた。
そして自分は鍵盤が少し弾けた。高校生まで電子オルガンをやっていたからだ。ピアノは全くだった。
僕は大学で音楽をやる気があまりなかった。スポーツか、もし音楽をやるにしても、今までやっていないギターとか、オーケストラとか、そういうのをやりたいと思っていた。(というか、大学は専門分野を学問するところだ)
でも、どんどん話は進行していき、サークルを決める日、友達グループでいろんなバンド系サークルを見ていき、名前を書くことに。
そんな感じで、バンドのキーボードをやることになった。まさか、今音楽を仕事としてさせていただいているとは思いもよらなかった。ひょんな人違いからできた道、今はみんな、各々の分野で頑張っていることと思う。
そういえば、最初に知り合った友達とは、その後一度も会っていない。一体誰だったのだろう。

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