コンペの是非

楽曲を決める時、コンペティション(=コンペ)というのが実施されることも多いです。すなわち、

「いついつに誰々というアーティストが、こんなタイアップを付けて、こんなタイプの曲をリリースしたいので、そのために曲を集めていますので、奮ってご参加ください。集まった楽曲から、1曲選びます。」

というものです。
コンペに関しては、クリエイターさんの中では、かなりいろんな意見があるかと思いますが、僕は、コンペは問題点、改善点は無きにしも非ずだけれど、そこまで嫌いではない、というタイプです。
コンペのメリットは、、、大抵のコンペは、企画が通った後で、曲を集めている場合が多い、ということだと思います。確かに、膨大な楽曲の中から、たった1曲に選ばれる、というのは、かなりきつい作業なのですが、そこで決まれば、大抵の場合は、リリースに結びつきます。(アーティストさんが、まだデビュー予定とかだと、ちょっとどうなるか分からない部分もあるのですが)
自分独自のルートを使って営業して、大きな権限を持っている方に、直接プレゼンする、というのは、一見近道なのですが、実は創作以外の部分で、かなりのエネルギーを使います。
この場合、「企画を通す」前の段階で、プレゼンしていることが多いので、企画自体が通らないと、また0からやり直し、になります。この時点で、コンペで落とされる時よりも、労力が使われている場合が多いので、これはこれで、かなり大変です。コンペの方が、曲の創作に集中できる、かもしれません。
でも、これも向き不向きが大きく、コンペの方が向いているクリエイターさんと、直接プレゼンする方が向いているクリエイターさんに、別れると思います。
特に、発注内容に合わせて作品を書くのはそれほど得意ではないけれど、ものすごく斬新なアイデアを持っていて、クライアントさんをその気にさせてしまえるような、魅力的なクリエイターさんなら、自分から直接プレゼンする方を選んだ方が、良い結果につながる、というケースもあるかも知れません。
コンペの場合、採用されない時は、理由は少なからずあるので、「自分の才能や実力を分かってもらえなかった」で全て思考を完結させてしまうのは、やや危険かもしれません。もちろん、楽曲自体は素晴らしく、ただ求められたものと合致していないがために、採用されなかった、というケースも多いと思うので、一概には言えないのですが。

自分に合っているやり方を選んでいくことが、大切だと思います。どちらの方が好きか嫌いかというのと、どちらの方が採用される確率が高くなるかは、また違いますので、これもなかなか難しいところですね。
どっちの方法でやっているから優れている、とかではなく、大事なのは、結果的に採用されるかどうか、それが売れるかどうか、だと思います。

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