その56 初リリース

2005年当時)
 
3月9日、作曲家として、メジャーでの初めての作品がリリースされた。
 
アニメ「機動戦士 ガンダムSEED DESTINY」 放送内の、プラモデルのCMで流れる、「終わらぬ未来」という楽曲。歌っているのは、「KUSU KUSU」というバンドでもボーカルを担当されている、川上次郎さん。
 
 
 
アレンジは、僕が最初に作ったデモから、かなりリニューアルされていて、アニメの世界観に近づいたものになっていた。他の方がアレンジされる時は、それまで気付かなかった自分の楽曲の長所が、生かされていることが多く、とても勉強になる。
 
今思えば、、、なんて素敵な、作曲家デビューだったのだろう、と思う。こんな有名なアニメ関連の楽曲なんて、最初から、そう簡単に取れるものではない。
 
なんだかんだ言いながら、そのCMが流れる月は、今まで観たことがなかった、「機動戦士 ガンダムSEED DESTINY」を、毎週録画しながら観ていた。僕が子供の頃に観た、初代の「機動戦士ガンダム」とは、随分と雰囲気が様変わりしていたが。
 
 
 
また、これを機会に、今までコンペをもらってきたスパと、専属契約する運びとなった。エリートな方が集まっている、この事務所の専属作家になるということも、実際は、なかなかできることではない。
 
人間どうしても欲が出てくると、足りないことを数え始めて、それらが大きな不満に思えてくるけれど、、今あることで、プラスなことに対して感謝をしていく、そういう気持ちが本当に大切だと思う。
 
一つでも何かあるのと、全く何もないのは、大きな違いだ。これから、どんどん実績を積んでいこう。

(次回) その57 取り残されていく

(前回) その55 一兎を得る

____

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *