中山優馬さん『Squall』10/31配信リリース

最近のお仕事ですが、明日10/31(月)に、ジャニーズ事務所の、中山優馬さんの6年ぶりの新曲「Squall」(スコール)が、デジタルシングルとして配信リリースされますが、僕が作曲、編曲を担当させていただきました!

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8月から10月まで放映されていた、人気ボーイズラブ ドラマ「高良くんと天城くん」ED主題歌 としても流れており、またミュージック・ステーションや、カウントダウンTV、バズリズム02 などの、人気歌番組でも、既に歌われましたので、もしかしたら、聴いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「高良くんと天城くん」予告

そして、「Squall」 の、とても素敵なMVも公開されています。(これは1ハーフバージョンで、フルサイズは配信で聴けます!)

ドラマ「高良くんと天城くん」で主役の一人として出演されていた、織山尚大さん含めた「少年忍者」の4人が、バックで踊っておりますが、みなさん本当に素晴らしいですね。(織山さん、ドラマとのギャップがありすぎてすごいです!) この「少年忍者」というグループも、今後の活躍が楽しみです。MVは、個人的には、大サビ後の、優馬さんが傘を持って踊るシーン、、往年の名作映画「雨に唄えば」を彷彿させるシーンが気に入っています。

実は自分にとって、今回が初めてのドラマ・タイアップ作品で、また、初めてシングル表題曲としてジャニーズ・アーティストに書いた作品で、初めてジャニーズ関連で編曲まで担当した作品です。そして、2006年の、BoA さんに作曲した、「七色の明日~brand new beat~」以来、なんと16年ぶりに、ミュージック・ステーションで歌われた楽曲にもなりました!

正直、2006年のBoAさんの時の自分は、まだ新進気鋭(といっても30歳くらいでしたが)という雰囲気がありましたが、この時は割合的に、「作曲家」という部分で評価されているところが大きく、多少「下駄を履かせていただいている」感はありました。実際に自分もそれに甘んじていたと思います。「七色~」の編曲も、トップクリエイターの方がされました。

2011年頃から、ようやく編曲の仕事も一緒に取れるようになってきましたが、ここからが自分にとって、本当の勝負でした。それまでの「誰々という有名アーティストに提供したことがある」というプライドを捨て、頂いた仕事はどれも有難いと思い、オーダーを満たす中で個性を入れていき、本当に0からスタートしたつもりで、真剣に取り組み続けました。また、時代に対応するため、コアなダンス・ミュージックを個人で習いにいったり、同じDAWを使っている、同世代のクリエイターさんに、分からないことや疑問に思ったことはどんどん質問していきました。(そういう人が周りにいたのが本当に有難いことでした)

声優さんやゲーム、アニメのキャラクター・ソング、秋元康先生の関連する作品、そしてコロナ禍に入り、昨年2021年に初めて30分アニメ主題歌を担当し(フィロソフィーのダンスさん「ダブル・スタンダード」)、そして今回、このような素敵な成果を出させていただくことができました。

それまでも、良い仕事を何度も体験させていただきましたが、、正直、仕事をすればするほど、トータルで見た実力的にも、「職業作家」という立ち位置の部分でも、表題曲を編曲まで担当して取る、ましてやタイアップや有名番組で歌われる、ということはすごく難しいことだと感じるようになっていきました。

そういううちに月日が経ち、自分も形だけはベテランみたいになってきていましたが、2022年になって、初めてづくしの仕事を担当できたことで、「ああ、自分でも、今の自分でもできるんだ」と、積み重ねてきたことが少し自信につながりました。(同世代のクリエイターの方々、一緒にがんばりましょう!) いろんな偶然の巡り合わせも重なり、ラッキーな面もあったと思います。

作品自体は、自分が影響を受けてきた音楽の要素(David Benoit、ミッシェル・ルグラン、エルトン・ジョン、CHAGE & ASKA、その他ロック全般 etc… 敬称略)が要所要所ですごく入っていて、「エモーショナル且つお洒落な音楽」になっていると思います。そして、意外と最近の音楽、ボカロPさんや歌い手さん、といった方々がよく使っているなと感じた手法なども、アーティストカラーに合わせた表現にアレンジして、取り入れていきました。(実を言いますと、元々この曲は、メロディを書いた段階では、ニュー・ジャック・スウィングのようなアレンジを考えておりましたが、、もしそうなっていたら、また違う雰囲気の曲になっていたかもしれません)

そして、歌詞なのですが、普段からよくお世話になっている、作詞家の平井佑果さんにとっても、初めてのドラマ・タイアップ、初めてのジャニーズ、初めての表題曲、初めてのミュージック・ステーション、、、本当に初めてだらけの作品になりました。(平井佑果さんはボーカリストとしても秀逸で、僕のYouTube で光GENJIさんの「Please」(飛鳥涼さん作詞・作曲)のカバーもしておりますので、よろしければこちらも観てみてください!)

佑果さんにはいつも、本当に細かい箇所まで詰めながら、歌詞を書いていただくことが多いのですが(というか僕が勝手な要望を何度もお願いするからなのですが 笑)、今回、

「中山優馬さんにも、ドラマの世界観にも合い、また、全く予備知識のない人が聴いても振り向いてくれる、自然に口ずさんでくれる」

というところを、とても重視して書いていただきました。(特に2番の歌詞は、ドラマの世界観が色濃く入っていると思います) 佑果さんの持っている素敵な個性、色彩感覚、情熱溢れる部分もふんだんに出ているので、それらが聴いていただいた方に、少しでも気に入っていただけることを願っています。

また、コーラスのつきみぐー、さん、ギターの石井裕さんを始めとする、協力してくださったたくさんの方々にも、厚く感謝申し上げます。

そして何よりも、とてもタイトなスケジュールの中、最大限の魅力的なパフォーマンスをされた、中山優馬さんがやっぱりすごいです。(この曲は最初、キックとベースだけで始まるので、歌われる方にとっては、ましてやダンスをしながらとなると、かなり大変だと思います)

余談ですが、僕はよく中山優馬さんがパーソナリティを務める bayfmラジオ番組「中山優馬の世紀末に生まれて」を聴いていますが、とても落ち着いた雰囲気でトークも面白く、芸に対してストイックで、各方面に対して知識豊かでアーティスティックなところを垣間見ることができ、いつも楽しませていただいています。

かつては、NYC などのグループとしても活動し、ジャニーさんからも一目置かれる、キラキラ王子様のような雰囲気の優馬さんでしたが、そこから舞台や俳優業などを通して実力を磨き上げ、大人の魅力に更に磨きがかかった優馬さんを堪能できる、とても素敵な楽曲となっております。興味のある方、MVなど観て気に入られた方、ぜひぜひ聴いていただければ、と思います!

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これから益々寒くなっていくと思いますので、みなさま体調をくずされないよう、お身体にはお気を付けください。 

p.s

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疲れた時、リラックスしたい時は、こちらの方もぜひ聴いてくださいね!

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