作曲家と腰痛、腱鞘炎 1

作曲家や作詞家、漫画家やイラストレーター、グラフィック・デザイナーetc… デスクに座って創作する仕事をしている人にとって、常に隣り合わせになるのが、「腰痛」だと思います。他にも、肩こり、目の疲れ、腱鞘炎 etc…

僕も、曲作りに没頭しなければならない期間は、パソコンの前に座りっぱなしになっていることが多く、締め切り時間が近付いてくると、途中で身体を動かしたり、なかなかそういう余裕もなくなってくるので、腰がガチガチになってしまいます。

なので、仕事の区切りがついた時に、運動したり、ストレッチしたり、ジョギングしたり、、、そういう風に身体を動かすように、昔からしてきました。そして時々、あまりにひどい時はマッサージや整骨院に行って、、、という感じでした。

余談ですが、僕は元々、かなり痩せていて、若い頃、見た目で貧弱そうに見られることが多くて(なので初めて接する人に対して、先入観で勝手に優劣を図って、接し方を変える人は苦手です)、それがコンプレックスで、暇があれば、筋トレ(自重)やジョギングをしていたのですが、運動するとどんどん痩せる体質だったので、なかなかガッチリ体型になりませんでした。それが、20代後半から少し体質が変わり、何もしないと太り、運動すると固太りになって、太い筋肉が付くようになりました。その頃から、整骨院などに行くと、「学生時代、何か本格的に運動をやっていたのですか?」と聞かれることが増えました。効果がないと思っていた筋トレを、ちょこちょこ続けていた結果、知らず知らずにうちに、骨格が良くなっていたのですね。

そうなると、今度は、痩せようと思って運動しても、どんどんガッチリムッチリな体型になっていくようになりました。自分的には細マッチョになりたかったのですが。痩せているのもいやなのですが、太って見えるのもいやなものです。なかなか難しいですね 笑

ある時期に、間食をあまりしなくなり、夕食を食べてからは一切、ものを口にしなくなったら、今度はまた痩せ型になり、その後は、痩せ体質、固太り体質を繰り返しながら、今は痩せ体質の波が来ている感じです。今はもう、健康維持ができていれば、それが一番だと思っています。

ちょっと脱線してしまいましたが、腰痛ですが、、腰がガチガチなのに、筋トレやストレッチなどやると、その時は気持ち良いのですが、ある時期から、余計に腰が痛くなることが多くなってきて、2012年くらいに、かなりひどいぎっくり腰になってしまいました。

ぎっくり腰になると、中腰状態が本当にきつくて(まさに激痛が走ります)、寝ているか、立っているかが一番楽なのですが、、この時から、腰痛を解消するために、筋トレなどの運動をするのが、本当に最良の手段なのだろうか、と考えるようになりました。その時、「腰痛緩衝法」というものがあることを、知りました。

(因みに、ひどいぎっくり腰になった場合、立ったり座ったりする時は、「垂直に」することをお勧めします。これだけでもかなり楽になります)

「9割の腰痛は自分で治せる」

 

という本を何気なく買って、だまされたと思ってやってみたら、想像した以上に、すごい効果があったのです。その本で紹介されていたのが、この「腰痛緩衝法」でした。

腰の痛みは、骨盤が、本来あるべきベストな位置からややずれることから、筋肉に緊張が出ることで、生じるのですが(つまり、痛みの原因は筋肉の緊張)、

骨盤の位置を調整することで、筋肉の緊張を取るのが、整骨だとしたら、

緩衝法は、筋肉の緊張を取り除くことによって、その結果、骨盤の位置もベストな場所に戻る、という方法でした。整骨とやっている順序は逆ですが、目的は同じだと思います。

骨盤がずれた状態で、そのままハードな運動やストレッチをやれば、ますます骨盤のズレが進み筋肉が緊張するので、腰痛が根本から治らないのは、考えてみたら、当たり前かもしれません。

この「緩衝法」は数種類あるのですが、どれもあまりにも簡単すぎて、本当に効果あるのかな、と思って、騙された気分でやってみたのですが、、お金をかけずに一人でやる方法としては、腰痛で苦しんでいる人にとっては、かなり劇的な効果が期待できると思います。

面白いのは、腰の痛みの出ている部位があるとして、そこを患部として治していくものかと思っていたのですが、必ずしもそうではなく、他の場所の筋肉の緊張が、痛みの出ている部位の原因となっていることが、かなりある、ということでした。まさに、身体は全て繋がっているのですね。

しかし、それから数年後、僕はもう一つ、痛みが生じる部分が出てきました。右腕の手首や、手の甲の薬指と小指の間の当たりに、激痛が走ることが多くなってきたのです。

(続く)

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